英国発グレインフリーのカナガンのイメージ

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英国発グレインフリーの「カナガン」、ドッグフード・キャットフードを試す前に知っておきたいこと

「Britain's finest grain free Dog and Cat food」。英国の公式サイトは、カナガン(CANAGAN)を英国のグレインフリーの犬猫フードとしてこう打ち出しています。犬用と猫用の両方を展開するブランドで、この記事では英国公式サイトと日本向けに公開されている情報をもとに、基本情報を整理します。

ペットの体質・持病・年齢によって合う食事は異なります。カナガンを含め新しいフードに切り替えるときは、犬でも猫でも1〜2週間ほどかけて少しずつ切り替えてください。下痢・嘔吐・食欲不振などの様子が見られたら中止し、かかりつけの獣医師に相談してください。この記事は公開されている情報にもとづく紹介であり、特定の症状の治療や予防を保証するものではありません。

カナガンはどんなブランドか

カナガンは、モグワンと同じく株式会社レティシアン(東京都中央区京橋2-2-1 京橋エドグラン20F)が取り扱うペットフードブランドで、原産国はイギリスとされています。犬や猫の祖先が本来食べていた食生活に近いレシピを目指し、消化への負担が大きいとされる穀物を使わないグレインフリー設計を採用しているのが特徴です。ドッグフードの「カナガンドッグフード」とキャットフードの「カナガンキャットフード」がそれぞれ用意されています。対象はいずれも全犬種・全猫種、全年齢とされています。

英国公式サイトが説明していること

英国公式サイト(canagan.com)では、ブランドについて次のような説明が確認できます。

  • 「The original ancestral diet for pets.」として、ペットの祖先の食事を前面に出している
  • 家族経営の独立系企業であり、投資家よりも犬の幸せを優先できると説明している
  • 犬向けの家庭料理風の食事を1992年から作っていると説明している(ブランド全体の創業年を示す記述ではありません)
  • 品質の表現として、動物福祉への配慮、グレインフリー、動物由来副産物(No Animal Derivatives)の不使用、ヒューマングレードの肉を挙げている
  • 犬用と猫用の売り場がそれぞれある

日本向けには着色料・香料・保存料を使っていないという説明がされていますが、英国公式の表現はこれとは別の切り口です。なお、英国で最初にグレインフリーのペットフードを手がけたブランドのひとつと紹介されることがありますが、英国公式のトップページにその記述はありません(2026年10月5日確認)。

商品の特徴

原材料へのこだわり

ドッグフード・キャットフードともに、屋外でのびのびと育てられた放し飼いチキンを主原料に使用しているとされています。ドッグフードの原材料はチキン生肉と乾燥チキンを中心に、サツマイモやエンドウ豆、ジャガイモなどで構成され、キャットフードは乾燥チキンとチキン生肉を中心に、サツマイモやジャガイモなどを配合しているとされています。いずれも着色料・香料・保存料を使用していないと説明されています。

グレインフリー(穀物不使用)という設計

カナガンは小麦・とうもろこし・大麦・米といった穀物を一切使用していないグレインフリー設計になっているとされ、穀物にアレルギー反応を示す犬や猫への配慮として紹介されています。消化への負担が大きいとされる穀物の代わりに、いも類や豆類で炭水化物を補う処方とされています。ただし、グレインフリーであることが全てのペットに必須というわけではなく、あくまで選択肢のひとつです。

価格帯とラインナップ

公式の通信販売では、ドッグフード(2kg)・キャットフード(1.5kg)が販売されており、定期コースを利用すると割引が適用される仕組みとされています。価格は改定されることがあるため、公式サイトでご確認ください。ドライのラインナップは、犬用がチキン・サーモン・ラム・ハイランドフィーストに加え、子犬用、シニア用、大型犬用(2kgと12kg)、デンタルタイプ。猫用はチキン・サーモン・デンタルタイプと、チキン&サーモンのライト・シニア・避妊去勢用です。ウェットは犬用が400gの缶詰とひと口サイズのトレイ、猫用が75gの缶詰と85gのパウチ、それに水分補給を意識したキャットスープという構成になっています。価格や取り扱い商品は変更されることがあるため、購入前に公式サイトで最新の表示を確認しておくと安心です。

カナガンのドッグフードとキャットフードの比較

同じブランド・同じチキン主原料でも、犬用と猫用では中身がはっきり違います。それぞれの基本タイプであるドッグフード チキンとキャットフード チキンを、日本の公式サイトの表示をもとに並べてみます。表の数値は2026年9月時点の公式サイトの表示です。購入前に最新の表示を確かめてください。

項目 カナガンドッグフード チキン カナガンキャットフード チキン
対象 全犬種・全年齢 全猫種・全年齢
チキン系原材料の配合 チキン生肉26%、乾燥チキン25% 乾燥チキン35.5%、チキン生肉25%
そのほかの主な原材料 サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモなど サツマイモ、ジャガイモなど
たんぱく質(保証分析値) 29%以上 34%以上
脂質(保証分析値) 15%以上 16.7%以上
エネルギー(100gあたり) 376kcal 405kcal
ドライの内容量 2kg 1.5kg
給与量の目安の幅 体重1kgから35kg超まで、1日あたり25gから360g程度 体重1kgから7kg程度まで、1日あたり25gから75g程度
ドライのラインナップ チキン、サーモン、ラム、ハイランドフィースト、デンタル、子犬用、シニア用、大型犬用(2kg・12kg) チキン、サーモン、デンタル、チキン&サーモン(ライト・シニア・避妊去勢用)
ドライ以外 400gの缶詰(チキン、ビーフシチュー、サーモン&ニシン、子犬用、シニア用)、ひと口サイズのトレイ 75gの缶詰、85gのパウチ、水分補給向けのキャットスープ

数字を並べてみると、たんぱく質も脂質もカロリーも、猫用のほうが高い設計になっているのが分かります。猫は犬よりも動物性たんぱく質への依存度が高い肉食動物とされ、タウリンのように体内で十分に作れない栄養素があるとも説明されています。キャットフードのほうが乾燥チキンの配合比率が高く、エンドウ豆のような植物性の素材が前面に出てこないのも、この違いを反映した組み立てと読めます。

もうひとつ目につくのが給与量の幅です。犬は小型犬から大型犬まで体格差が大きいため、1日の量が25gから360g超まで十数倍に広がります。一方で猫は体重の幅が狭く、量よりも室内飼いか、避妊去勢をしているかといった条件で消費エネルギーが変わるとされています。

犬用と猫用は、たんぱく質量も必要な栄養素の種類も別物として設計されています。多頭飼いで置き場所が近いときほど、袋を取り違えないようにしたいところです。

なお、保証分析値そのものの読み方や、総合栄養食・間食といった目的別の分類についてはドッグフード・キャットフードのラベルの読み方で整理しています。カナガンに限らず、他社製品と見比べるときの土台になる部分です。

こんなペット・飼い主に向いていそうか

  • 市販フードの原材料表示や添加物の有無が気になる人
  • 穀物アレルギーが気になる犬・猫を飼っている人
  • 犬用・猫用を同じブランドでそろえたい多頭飼いの家庭
  • 子犬・子猫からシニア期まで、ライフステージに合わせたラインナップを探している人

反対に、すでに療法食など獣医師の指導のもとで特定のフードを与えている場合は、切り替え前に必ずかかりつけの獣医師に相談することが前提になります。

切り替え・購入前に確認しておきたいこと

フードを一度に全量入れ替えると、お腹がゆるくなってしまう犬や猫もいるとされています。公式には、今まで与えていたフードにカナガンを少しずつ混ぜ、1日目は25%、3日目は50%、5日目は75%、7日目に100%といった目安で、1週間ほどかけて少しずつ切り替えていく方法が紹介されています。切り替えの途中で下痢や食欲不振が見られた場合は、ペースを緩めるか、獣医師に相談するのが安心です。

  • 愛犬・愛猫の年齢や体格に合った給与量の目安を確認すること
  • 犬用・猫用を間違えずに、対象となるペットに合った製品を選ぶこと
  • 持病やアレルギーがある場合は、切り替え前にかかりつけの獣医師へ相談すること
  • 定期購入を利用する場合は、お届け周期や休止・解約の条件を確認しておくこと

なお、グレインフリーや穀物アレルギーへの配慮といった設計は、あくまで商品づくりの考え方として紹介されているもので、特定の病気の予防や治療を保証するものではありません。愛犬・愛猫の体調に不安がある場合は、フードの切り替えも含めて獣医師に相談しながら検討するのが確実です。

よくある質問

Q. 犬用と猫用で原材料は同じですか。

どちらも放し飼いチキンを主原料にしたグレインフリー設計とされていますが、原材料の配合や成分値は犬用・猫用でそれぞれ調整されているようです。必ず対象となるペットに合った製品を選ぶようにしたいところです。

Q. ドッグフードとキャットフードを取り違えて与えてしまったら。

少量を口にした程度で慌てる必要はないとされていますが、栄養設計が異なるため継続して与えるのは避けたいところです。猫に犬用を与え続けると、猫にとって必要な栄養素が足りなくなるおそれがあると説明されています。気になる様子があれば獣医師に相談してください。

Q. 多頭飼いで犬と猫を両方飼っている場合、まとめて注文できますか。

公式サイトではドッグフードとキャットフードがそれぞれ別商品として販売されているとされているため、頭数や体格に応じて必要な数量を分けて注文する形になりそうです。

Q. 大型犬を飼っていますが、大容量サイズはありますか。

ドッグフード チキンには大型犬用として2kgと12kgが用意されているとされています。大袋は1kgあたりの単価を抑えやすい一方、開封後は酸化や湿気の影響を受けやすいため、密閉して保管し、食べきれる期間を計算してから選ぶと安心です。

Q. シニア期の犬・猫にも使えますか。

基本タイプは全年齢対応とされていますが、犬用にはシニア用のドライと缶詰、猫用にはライト・シニア・避妊去勢用のドライとパウチが用意されているとされています。持病がある高齢の犬・猫の場合は、切り替え前にかかりつけの獣医師に相談すると安心です。

Q. 英国の公式サイトと日本の説明が違うのはなぜですか。

英国公式は動物由来副産物の不使用やヒューマングレードの肉を挙げ、日本向けには着色料・香料・保存料不使用と説明されています。説明の切り口が国ごとに違う一方で、英国と日本の製品が同じ配合とは限らないため、日本で購入する製品の原材料は、日本向けのパッケージや公式サイトの表示で確認してください。

Q. カナガンの価格はいくらですか。

価格は改定されることがあるため、通常価格と定期コースの割引率は公式サイトで最新の表示を確認してください。

公式サイトでの詳細や価格はカナガンドッグフードの公式サイトで確認できます。

※本項には広告リンクを含みます

ドッグフードとキャットフードのグレインフリー製品を、ほかのブランドと見比べたい場合は無添加ペットフードの比較ガイドが参考になります。

輸入グレインフリーの記事
カナガンのようなグレインフリーのフードは、たんぱく源と製法、正規輸入かどうか、犬用と猫用の違いが比較の軸になります。

まとめ

カナガンは、放し飼いチキンを主原料にしたグレインフリーのペットフードで、ドッグフードとキャットフードの両方が展開されているのが特徴です。ただし同じブランドでも、たんぱく質量や給与量の考え方は犬用と猫用でまったく別に設計されています。原材料の質や穀物不使用にこだわりたい飼い主、犬と猫を同じブランドでそろえたい多頭飼いの家庭にとって選択肢のひとつになりそうですが、必ず対象に合った製品を選び、公式サイトの情報をもとに愛犬・愛猫に合うかどうかを検討してみてください。

出典

  • CANAGAN(英国公式)「トップページ」 https://www.canagan.com/ (2026年10月4日確認)
  • 株式会社レティシアン(カナガン日本公式)「トップページ」 https://www.canagan.jp/ (価格・配合・保証分析値・切り替えの目安・運営会社の所在地は2026年9月時点の確認内容です)

アイキャッチ画像は無添加ノートが作成したイメージで、実際の商品・サービスの写真ではありません。

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