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馬肉を贅沢に使ったプレミアムドッグフード「馬肉自然づくり」、試す前に知っておきたいこと

馬肉を主原料にしたドッグフード「馬肉自然づくり」について、販売元や原材料、価格と定期便の条件、購入前の注意点を公式サイトで確認できる範囲で整理します。あわせて、なぜ馬肉というたんぱく源が選ばれ、鶏肉やラム肉、魚と何が違うのかという背景にも触れます。

馬肉自然づくりはどんなドッグフードか

馬肉自然づくりを販売しているのは、熊本県熊本市に本社を置く株式会社利他フーズの健康いぬ生活事業部です。もともと馬刺しを扱う食肉の会社が母体で、犬用フードは同社の通販サイト「健康いぬ生活」から購入する形になっています。製造も熊本県内の工場で行われていると案内されています。

ラインナップは大きく二つに分かれます。標準タイプは馬肉と鶏肉を組み合わせた1kg入り。もう一方の「アレルギーケア専用 馬肉自然づくりプレミアム」は鶏肉・卵・乳製品・大豆などを外し、馬肉に鹿肉と猪肉、豚レバーを合わせた800g入りです。同じ商品名でも中身の設計思想が違うので、購入時にどちらを選ぶかは意識しておきたいところです。

馬肉自然づくりの特徴

主原料に馬肉を据えている

標準タイプの原材料は、馬肉、鶏肉、玄米、大麦、黒米、きなこ、かつお粉、米ぬか、馬油、おから、はと麦、たまご、わかめ、小松菜、昆布、ビール酵母、卵殻カルシウムと公開されています。穀物は玄米や大麦など、いわゆる主食用の穀類が使われており、グレインフリー設計ではありません。

オイルコーティングをしていない

一般的なドライフードでは、乾燥後の粒に油脂や動物性の風味材を吹き付けて嗜好性を上げる工程が入ることがあります。馬肉自然づくりは公式サイトでオイルコーティングを行っていないと説明しており、粒の表面がべたつきにくい代わりに、香りで強く引きつけるタイプではないと考えられます。粒は小粒の一種類とされています。

「総合栄養食」ではなく一般食である

公式サイトは、馬肉自然づくりを一般食と明記しています。理由として、自然な食材そのままにこだわり、ビタミンやミネラルのサプリメントを後から添加していないことを挙げています。つまり、これ単体と水だけで必要な栄養がすべて満たせる設計にはなっていません。主食として長期間使うなら、他のフードやトッピングとの組み合わせ方をかかりつけの獣医師に相談しておくのが安全です。

容量・価格と定期便の条件

公式サイトの表示では、標準タイプ1kgが通常3,840円(税込)、定期便で3,280円(税込)。100gのお試しサイズが550円(税込)。プレミアム800gは通常4,380円(税込)、定期便3,780円(税込)で、3袋まとめの定期便は送料無料と案内されています。定期便に継続回数の縛りはなく、お届け予定日の7日前までに連絡(マイページでも手続き可)すれば休止・解約ができるとされています(2026年9月26日公式サイトで確認)。賞味期限は未開封で製造日から12か月、開封後は1か月以内が目安、高温多湿を避けた常温保存という案内です(2026年9月26日公式サイトで確認)。価格・送料・キャンペーンは変動するため、申し込み前に必ず公式サイトで最新の表示を確認してください。

なぜ馬肉なのか 他のたんぱく源との違い

犬用フードのたんぱく源としては鶏肉が最も一般的で、次いで牛肉、ラム肉、魚、鹿肉などが使われます。馬肉が選ばれる理由としてよく挙げられるのは、次の二点です。

一つは栄養組成です。馬肉は牛や豚に比べて脂質が低くたんぱく質の比率が高い部類の食肉とされ、鉄分を多く含むとも紹介されます。ただしこれは食材としての一般的な傾向で、フード全体の栄養バランスは配合と加工次第です。粗たんぱく質や脂質の実数値は商品ごとの成分表で確かめたほうが確実です。

もう一つが、いわゆる新奇たんぱく質という考え方です。食物アレルギーは、それまで繰り返し食べてきたたんぱく質に対して起こりやすいと説明されます。日本で流通するフードの多くは鶏や牛が中心なので、馬・鹿・猪・カンガルーのような食べた経験の少ない肉は「新奇たんぱく質」として扱われ、除去食を試す場面で選択肢に挙がることがあります。ここで注意したいのは、馬肉そのものにアレルギーを起こしにくい性質があるわけではないという点です。あくまで摂取歴が少ないから反応が出にくい可能性がある、という理屈にすぎません。過去に馬肉を含むおやつを与えていたなら前提は崩れますし、実際に何に反応しているかは食物アレルギーの診断を経ないと分かりません。

アレルギーが疑われる場合の対応は自己判断で決めず、症状の記録を持ってかかりつけの獣医師に相談したうえで、フードの変更を検討してください。

ペットフードは人の食品とルールが違う

ドッグフード選びで見落とされがちなのが、表示のルールが人間の食品と別物だという点です。

ペットフードは「愛玩動物用飼料の安全性の確保に関する法律」、通称ペットフード安全法(平成21年6月1日施行、農林水産省と環境省の共管)で規制されています。この法律が義務づけている日本語表示は、名称、原材料名、賞味期限、事業者名および住所、原産国名の5項目だけです。人の加工食品にあるような栄養成分表示の義務はありません。

「総合栄養食」「一般食」といった区分は、この法律ではなくペットフード公正取引協議会の公正競争規約に基づく目的別分類です。総合栄養食、間食、療法食、その他の目的食の4区分があり、一般食や副食は最後の「その他の目的食」に含まれます。馬肉自然づくりが一般食にあたるのは前述の通りで、パッケージのどこにこの表記があるかは購入前に確認しておくとよいでしょう。

さらに、消費者庁が定めた食品添加物の不使用表示に関するガイドライン(10類型の表示を制限するもの)は、あくまで人の食品を対象にした指針で、ペットフードには適用されません。「無添加」「ヒューマングレード」という言葉にも法律上の定義はなく、何を添加していないのか、どの基準で人が食べられると判断しているのかは各社の説明を読んで判断する必要があります。無添加という表示だけを根拠に安全性を評価するのは避けたほうが無難です。この論点は安心犬活の記事でも触れています。

国産無添加系ドッグフードの比較

商品名 主原料 容量と価格の目安(税込) 目的別分類 定期便
馬肉自然づくり 馬肉・鶏肉 1kg 通常3,840円/定期3,280円 一般食 あり・回数の縛りなし
馬肉自然づくりプレミアム 馬肉・鹿肉・猪肉・豚レバー 800g 通常4,380円/定期3,780円 一般食 あり・回数の縛りなし
ドッグフード工房 馬肉・鶏肉・鹿肉・野菜(種類を選択) 小袋2袋セット 通常5,360円/定期4,824円 総合栄養食(AAFCO基準) あり・5営業日前までに連絡
安心犬活 牛・鶏・豚・馬・魚の生肉 800g 初回1,650円 総合栄養食 あり・5日前までに連絡

同じ「国産・無添加」を掲げていても、目的別分類が総合栄養食か一般食かで日々の使い方は変わります。製法の違いに関心があるなら、低温乾燥でつくるドッグフード工房の記事もあわせて読むと比較しやすいはずです。

向いている人・向いていない人

向いていそうなのは、鶏や牛が中心のフードを避けたい事情があって馬肉を試したい人、オイルコーティングのない小粒を探している人、まず100gの少量サイズで反応を見たい人です。

向いていないのは、1袋だけで栄養設計を完結させたい人、生後10か月未満の子犬に主食として与えたい人、グレインフリーを条件にしている人、強い香りで食欲を引き出したい人です。

購入前に確認しておきたいこと

確認しておきたい5点
1 一般食であることを踏まえ、主食として使うなら組み合わせを獣医師に相談する
2 標準タイプとプレミアムで使用している肉と除去している食材が違う
3 定期便の休止・解約は次回お届け予定日の直前になると間に合わないことがある
4 保存料に頼らない設計のため、開封後は1か月以内を目安に使い切る
5 持病がある、投薬中、アレルギーが疑われる場合は切り替え前にかかりつけの獣医師に相談する

切り替えは全量を入れ替えず、これまでのフードに少量ずつ混ぜて1週間から10日ほどかけて比率を変えるのが一般的です。便のかたさや皮膚の様子、食いつきを記録しておくと判断材料になります。

よくある質問

Q. 馬肉ならアレルギーが出ませんか。

そうとは言い切れません。食べた経験の少ないたんぱく質は反応が出にくい可能性があるという考え方であり、馬肉に反応する犬もいます。標準タイプには鶏肉と卵も入っているため、鶏や卵を避けたい場合はプレミアムを確認してください。

Q. これだけを毎日与えても大丈夫ですか。

公式サイトでは一般食と説明されています。総合栄養食ではないため、単独での長期給与を前提にする場合は栄養バランスの補い方について獣医師に相談することをおすすめします。

Q. 子犬にも与えられますか。

対象は生後10か月以降からシニア期までと案内されており、それより幼い時期は栄養が不足するため子犬用フードとの併用が必要とされています。

Q. 粒の大きさはどれくらいですか。

小粒の一種類とされています。粒サイズを選べる商品ではないため、大型犬で丸のみが気になる場合は給与の様子を見ながら判断してください。

Q. 定期便は初回だけで解約できますか。

継続回数の縛りはないと案内されています。ただし次回お届け予定日の直前に連絡すると次々回からの反映になることがあるため、早めに手続きしてください。手順と締切は公式サイトの案内に従うのが確実です。

Q. 開封後はどう保存しますか。

高温多湿と直射日光を避け、袋のチャックを閉めた常温保存が案内されています。開封後は1か月以内が目安なので、1kg入りを使い切れるか給与量から計算しておくとよいでしょう。

馬肉自然づくりの公式サイトで最新の価格と在庫を見る

※本項には広告リンクを含みます

馬肉とほかのたんぱく源の違いを踏まえて、国産無添加系フードを見比べたい場合は無添加ペットフードの比較ガイドが役に立ちます。

国産ドッグフードの記事
馬肉自然づくりのように主原料をはっきり打ち出したフードは、たんぱく源に加えて、総合栄養食か一般食かという目的別の分類も確かめたい点です。ほかの国産フードとは、この2点と粒の大きさで見比べられます。

まとめ

馬肉自然づくりは、馬刺しを扱う食肉会社が手がける馬肉主体のドッグフードで、オイルコーティングをしない設計と、標準タイプとアレルギーケア向けプレミアムの二本立てが特徴です。一方で公式に一般食と位置づけられており、総合栄養食を探している人とは前提が合いません。馬肉が新奇たんぱく質として挙がるのも摂取歴の少なさによるもので、アレルギーを防ぐ効果を保証するものではありません。まずは100gの少量サイズで様子を見つつ、持病やアレルギーがあるなら切り替え前に必ずかかりつけの獣医師へ相談してください。

出典 消費者庁、農林水産省、環境省、ペットフード公正取引協議会、ペットフード安全法(環境省・農林水産省)、商品・サービス情報は各社の公式サイト

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