BOTANIST(ボタニスト)は2015年1月に誕生したヘアケアブランドで、公式サイトのヘアケアは「さまざまな髪質に合わせて緻密に設計した7種類のラインアップ」に分かれています。定番のシャンプーとトリートメントは各1,540円(税込・460mL/460g)で、エイジングケア※ラインのROOTHとSANTALは各1,650円(税込)です。この記事では各シリーズの想定を公式の表記どおりに整理し、洗浄成分の考え方までまとめます。
内容は公式サイトの公開情報にもとづく整理で、実際に使用した感想は含みません。
BOTANISTはどんなブランドか
BOTANISTは「答えはきっと自然の中にある」という言葉を掲げるヘアケアブランドです。運営は大阪市中央区に本社を置く株式会社I-ne(アイエヌイー、2007年3月設立)で、公式サイトによるとブランドは2015年1月に誕生しました。シャンプー・トリートメントが中心ですが、公式サイトにはヘアオイル、ヘアミルク、ボディーケア、ベビーのカテゴリーも並んでいます。
購入先として公式サイトが挙げているのは、公式ストアのほか楽天市場、Amazon、Yahoo!、ZOZOTOWN、Qoo10です。店頭の取り扱いは店舗によって異なります。
BOTANISTの特徴
髪質と悩みでタイプを選び分ける設計
BOTANISTのシャンプーは、髪質や悩みに合わせて複数のタイプが用意されている点が最大の特徴です。定番の「モイスト」「スムース」「ダメージケア」に加え、ハリ・コシ向けの「バウンシーボリューム」、地肌のベタつきやフケ・かゆみに向けた「スカルプクレンズ」が並びます。さらにエイジングケア※ラインの「ROOTH(ルース)」と、シャンプー・トリートメント・ヘアオイルで構成される「SANTAL(サンタル)」があります。選択肢が分かれているので、まず自分の悩みを言葉にしてから選ぶと迷いにくくなります。
公式サイトは処方について、約30万種の植物から厳選した成分を使い、乾燥ケア・ダメージケア・地肌ケアのトリプルケアを行う設計だと説明しています。8つの質問に答えて合うタイプを探す診断コンテンツ「BOTANIST CHECK」も用意されています。
※エイジングケアは年齢に応じたお手入れのこと
シャンプーとトリートメントでシリコンの扱いが違う
公式FAQによると、モイスト・スムース・ダメージケアはシャンプーがノンシリコンで、トリートメントにはシリコンが含まれます。スカルプクレンズとバウンシーボリュームはシャンプー・トリートメントともにノンシリコンです。公式FAQは、洗浄成分(界面活性剤)から特徴成分を選んでバランスよく配合し、ノンシリコンでもきしまないシャンプーにしていると説明しています。ROOTHとSANTALのシリコンの有無は、パッケージの成分表示で確かめてください。
また公式FAQには、製品に配合されている防腐剤が効果を発揮するという記述があり、開封後はなるべく早く使い切るようすすめています。BOTANISTは「無添加」を打ち出しているブランドではない点も押さえておきましょう。
香り、詰め替え、入手のしやすさ
シャンプーとトリートメントで香りが違うのも特徴です。たとえばモイストはシャンプーがアプリコットとジャスミンの香り、トリートメントがアップルとベリーの香り、スカルプクレンズのシャンプーはライムとリーフグリーンの香りです。公式一覧には「限定」と表示された香りやデザインパッケージの商品も見られます。定番シリーズには詰め替え用があり、ボトルを使い回しながら続けられます。
BOTANISTの現行シリーズ比較
公式サイトの一覧と商品ページ、FAQの表記をもとに、想定している悩みと仕上がりの方向性を整理しました。限定の香りは入れ替わりがあるため、通年で並ぶ定番ラインを中心にまとめています。
| シリーズ | 公式が想定している髪質・悩み | 公式の仕上がり表記 |
|---|---|---|
| モイスト | 乾燥やパサつき、髪の広がり | しっとりまとまる髪へ |
| スムース | 髪がからまりやすい、軽やかに仕上げたい | さらさら潤う髪へ |
| ダメージケア | 枝毛・切れ毛、ダメージ | ダメージを補修※1し、なめらかなツヤ髪へ |
| バウンシーボリューム | ハリ・コシが気になる、ぺたんこ・猫っ毛 | ハリ・コシのある、しなやかな髪へ |
| スカルプクレンズ | 地肌のベタつき、フケやかゆみ、頭皮の乾燥 | 頭皮環境を整えたい方向け(公式の対象表記) |
| ROOTH(ルース) | うねりが気になる、ツヤがなくなってきた | うねりを抑えて※2まとまる、大人のツヤ髪へ |
| SANTAL(サンタル) | 髪がパサつき絡まる、天然精油の香りが好き | パサつきを抑え、ツヤめきまとまり髪へ |
※1 公式は「補修」を、傷んで空洞化した髪内部に浸透し補修することと注記しています。※2 髪に水分を補うことによる。
価格と容量(公式サイト・税込)
| シリーズ | シャンプー/トリートメント | 詰め替え |
|---|---|---|
| モイスト、スムース、ダメージケア、スカルプクレンズ、バウンシーボリューム | 各1,540円(460mL/460g) | 各1,320円(400mL/400g) |
| ROOTH(ルース) | 各1,650円(460mL/460g) | 各1,375円(400mL/400g) |
| SANTAL(サンタル) | 各1,650円(460mL/460g)。詰め替えは公式サイトに記載なし(2026年10月5日確認) | |
スムースには45mL/45gのトラベルセット(1,100円・税込)もあります。価格は販売店やキャンペーンで変わるため、購入時は最新の表示を確認してください。
前提として押さえておきたいのは、化粧品の「ボタニカル」「植物由来」という表示に、日本では法律上の統一した定義や公的な認証基準がないという点です。BOTANISTも「ボタニカル処方」という言い方をしていますが、これは公的な認証を示すものではありません。同じことは「無添加」にも当てはまり、その経緯は100%天然由来のノンシリコン「haru kurokamiスカルプ」、試す前に知っておきたいことでまとめています。
知っておくと選びやすい、シャンプーの洗浄成分の系統
シャンプーの使い心地を大きく左右するのは、香りやブランドではなく洗浄成分(界面活性剤)の系統です。成分表示は配合量の多い順に並ぶため、水の次に書かれている成分を見れば、どの系統かがおおよそ分かります。BOTANISTの各商品の全成分は、パッケージか販売ページの表示で確かめてください。
高級アルコール系はラウレス硫酸ナトリウムなどが代表格で、泡立ちがよく洗浄力が高く、価格を抑えやすいため市販品で広く使われます。皮脂をしっかり落とせる反面、乾燥しやすい人には洗いすぎに感じられることがあります。
アミノ酸系はココイルグルタミン酸ナトリウムなどが該当し、洗浄力はおだやか、泡立ちは控えめ、価格は高めになりやすい系統です。乾燥しやすい頭皮の人が選びやすいとされます。
石けん系は石ケン素地などが該当します。さっぱり洗える一方、弱アルカリ性のためキューティクルが開きやすく、洗い上がりがきしみやすいのが特徴で、酸性のリンスと組み合わせる使い方がよく紹介されます。
このほかコカミドプロピルベタインなどのベタイン系が補助的に使われることもあります。優劣ではなく、頭皮の状態と好みで選ぶものです。ボタニカルという表示は、洗浄成分の系統までは教えてくれません。
向いている人・向いていない人
向いていそうな人
・自分の髪質や悩みに合わせてシャンプーのタイプを選び分けたい人
・香りの好みでヘアケアアイテムを選びたい人
・ノンシリコンのシャンプーを試してみたい人
・家族それぞれの髪質に合わせてタイプ違いを使い分けたい人
向いていないかもしれない人
・香りのついたシャンプーが苦手な人、無香料にこだわりたい人
・防腐剤を含む成分の種類をできるだけ少なくしたいと考えている人
購入前に確認しておきたいこと
・自分の髪質と悩みに合うタイプを公式サイトの商品説明で確認する
・シャンプーかトリートメントか、どのシリーズかでシリコンの有無が違うため、パッケージの成分表示を見る
・店舗や通販サイトによって取り扱いラインナップや価格が異なることがある
・香りの感じ方は個人差が大きいため、可能ならテスターやトラベルセットから試す
・開封後はなるべく早く使い切る(公式FAQのすすめ)
・限定パッケージや限定の香りは販売期間が限られる
仕上がりや香りの感じ方には個人差があります。使用中や使用後に赤み、かゆみ、刺激、フケなど頭皮や肌に異常が出た場合は使用を中止し、皮膚科など専門の医療機関に相談してください。
よくある質問
Q. ノンシリコンなら髪にいいということですか。
そう単純には言えません。シリコンは髪の表面をなめらかに整える目的の成分で、それ自体が髪を傷めるものではありません。ノンシリコンは洗い上がりが軽い代わりにきしみを感じることもあり、どちらが合うかは髪質と好み次第です。
Q. BOTANISTはシャンプーもトリートメントもノンシリコンですか。
商品によって異なります。公式FAQでは、モイスト・スムース・ダメージケアはシャンプーがノンシリコンでトリートメントにはシリコンが含まれ、スカルプクレンズとバウンシーボリュームは両方ともノンシリコンと案内されています。
Q. シャンプーとトリートメントは同じシリーズでそろえるべきですか。
同じシリーズは処方の狙いをそろえて設計されているため、まずはセットで試すと仕上がりが分かりやすくなります。ただし別タイプを組み合わせる人もいて、決まりはありません。
Q. 自分に合うタイプが分かりません。
公式の想定でいえば、乾燥や広がりならモイスト、からまりやすく軽く仕上げたいならスムース、枝毛・切れ毛ならダメージケア、ハリ・コシならバウンシーボリューム、地肌のベタつきやフケ・かゆみならスカルプクレンズ、うねりやツヤ不足ならROOTHが目安です。公式サイトの診断「BOTANIST CHECK」も使えます。
Q. 無添加や防腐剤不使用の製品ですか。
いいえ。公式FAQには配合されている防腐剤についての記述があり、開封後はなるべく早く使い切るようすすめています。BOTANISTは無添加をうたうブランドではありません。
Q. ヘアカラーをしていても使えますか。
公式FAQは、BOTANIST製品には基本的に洗浄力がマイルドな成分を使っていると回答しています。色の持ちは髪の状態やカラー剤によっても変わるため、気になる場合は担当の美容師に相談してください。
Q. 詰め替え用はありますか。
定番シリーズには詰め替え用があり、公式価格は各1,320円(税込・400mL/400g)、ROOTHは各1,375円(税込)です。
Q. 敏感肌でも使えますか。
肌や頭皮の状態は人それぞれで、特定の製品が誰にでも合うとは言えません。パッケージの注意書きを確認し、心配なら目立たない部分で試してから使ってください。異常が出たときは使用をやめて皮膚科に相談してください。
シャンプーは洗浄成分の系統で洗い上がりが変わります。ほかのブランドとの違いは無添加ヘアケアの比較ガイドで見比べられます。
シャンプーの記事
BOTANISTのようにタイプを選び分けるシャンプーでも、洗い上がりは洗浄成分の系統で変わります。ノンシリコンかどうかや香りだけでは決められないので、成分表示の見方も合わせて確認してください。
ほかのブランドとあわせて不使用根拠や返金保証の有無を比べたい場合は無添加ヘアケア13ブランドの情報公開度スコアをご覧ください。
まとめ
BOTANISTは2015年1月に誕生したブランドで、7種類のラインアップから髪質や悩みに合わせて選べる点と、シャンプーとトリートメントで香りを変えている点が特徴です。シリコンの有無はシリーズとアイテムで異なり、防腐剤も配合されています。ボタニカルという表示自体に公的な基準はないので、シリーズが想定する悩みと成分表示の上位に並ぶ洗浄成分を見て選んでください。感じ方には個人差があるため、トラベルセットなど少量から試す方法もあります。
出典(確認日 2026年10月4日)
- BOTANIST公式「私たちについて」 https://botanistofficial.com/about/
- BOTANIST公式「ヘアケア(7種類のラインアップ)」 https://botanistofficial.com/product/haircare/
- BOTANIST公式「よくあるご質問 ヘアケア」 https://botanistofficial.com/faq/haircare/
- BOTANIST公式「モイスト 商品ページ」 https://botanistofficial.com/product/item/390
- BOTANIST公式「スムース 商品ページ」 https://botanistofficial.com/product/item/447
- BOTANIST公式「ダメージケア 商品ページ」 https://botanistofficial.com/product/item/467
- BOTANIST公式「スカルプクレンズ 商品ページ」 https://botanistofficial.com/product/item/470
- BOTANIST公式「バウンシーボリューム 商品ページ」 https://botanistofficial.com/product/item/473
- BOTANIST公式「ROOTH エイジングケア 商品ページ」 https://botanistofficial.com/product/item/476
- 株式会社I-ne「ブランド一覧」 https://i-ne.co.jp/business/brand/
- BOTANIST公式「SANTAL(サンタル) リペア オイルイン シャンプー/トリートメント 商品ページ」 https://botanistofficial.com/product/item/880/ (2026年10月5日確認)
- 株式会社I-ne「会社概要」 https://i-ne.co.jp/company/profile/
アイキャッチ画像は無添加ノートが作成したイメージで、実際の商品・サービスの写真ではありません。