猫のごはんを選ぶとき、着色料や香料などの添加物が入っていないかを気にする飼い主が増えています。そんな人に紹介されているのが、無添加グレインフリーキャットフード「GRANDS(グランツ)」です。今回は公式サイトなどで公開されている情報をもとに、商品の特徴や選ぶときに確認しておきたいポイントを整理してみます。
ペットの体質・持病・年齢によって、グレインフリーで無添加をうたうフードでも合う食事は異なります。新しいフードに切り替えるときは1〜2週間ほどかけて少しずつ切り替え、下痢・嘔吐・食欲不振などの様子が見られたら中止し、かかりつけの獣医師に相談してください。この記事は公開されている情報にもとづく紹介であり、特定の症状の治療や予防を保証するものではありません。
GRANDS(グランツ)はどんなキャットフードか
GRANDSは、鮮度の高いチキンとサーモンを主原料にした高たんぱくのキャットフードとして紹介されています。「猫ちゃんの食いつき」と、無添加・無着色・保存料なしという「安心」の両立を打ち出している点が特徴とされていて、香料や添加物が入ったフードを避けたいけれど、食いつきの良さも譲れないという飼い主向けに位置づけられている商品です。粒は小粒で、仔猫から高齢猫まで全年齢の猫に与えられるドライタイプとして紹介されています。販売業者はGRANDS株式会社(東京都千代田区東神田1-16-7 東神田プラザビル4F)です(2026年9月確認)。
商品のポイント
500g×3袋の食べきりサイズ
1袋500gの小分けタイプを3袋セットで届ける形が基本になっているとされています。開封から10日程度で食べきれる量なので、封を開けたまま長く置くことによる酸化やにおい移りが起きにくい点がメリットとして紹介されています。多頭飼いや大きめの猫の場合は、複数の味を組み合わせて合計1.5kg以上・500g単位で調整して注文できるとされていて、猫の食べる量に合わせやすい仕組みになっているようです。
3種類の味をローテーションできる
公式サイトで案内されている味は、チキン&サーモン・チキン・サーモンの3種類です。いずれも全年齢向けですが、保証分析値は少しずつ違い、チキン&サーモンがたんぱく質34.5%・脂質16.0%、チキンがたんぱく質32%以上・脂質15%以上、サーモンがたんぱく質32%以上・脂質16%以上と表示されています。エネルギーは100gあたり358kcalから367kcalの範囲です。1回の注文で違う味を組み合わせることもできるとされているので、同じ味が続くと食べ飽きてしまう猫にも合わせやすい仕組みといえそうです。
猫の体調を考えた原料設計
2つのベリー由来の成分を配合し、尿路の健康を意識した設計になっている、また整腸を意識したプレバイオティクスとされる原材料を配合しているといった説明がされています。マグネシウム含有量はチキン味で0.06%と表示されています。こうした説明はあくまで商品の設計思想として公開されているもので、特定の病気の予防や治療を保証するものではない点には注意しておきたいところです。気になる持病がある猫の場合は、フードを切り替える前にかかりつけの獣医師に相談するのが安心です。
原材料・安全性について
GRANDSは人工着色料・保存料・香料を一切使用していないと説明されています。主原料はチキンとサーモンで、穀物を使わないグレインフリー設計になっているとされ、サツマイモやエンドウ豆、ブロッコリー、ブルーベリー、クランベリーなどが配合されているとされています。製造はフランスで行われており、欧州のペットフード工業会連合(FEDIAF)の基準に加えて、米国飼料検査官協会(AAFCO)の基準もクリアした総合栄養食とされています。
なお、日本国内のペットフードは「ペットフード安全法」(愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律)により、使用できる添加物の種類や表示のルールが定められています。ただし「無添加」という言葉自体に統一された基準があるわけではなく、メーカーごとに「何を添加していないか」を独自に打ち出しているのが実情です。GRANDSの場合は着色料・保存料・香料を無添加としている一方、原材料表示の詳細は公式サイトで確認するのが確実です。
キャットフードのタイプ比較
キャットフードは製法によっていくつかのタイプに分かれ、水分量も与え方も違います。GRANDSが該当するドライを含め、店頭や通販でよく見かける4つのタイプを整理すると次のようになります。
| タイプ | 水分量の目安 | 与え方 | 保存性 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| ドライ(GRANDSはここ) | 10%程度以下とされる | そのまま主食として。総合栄養食の表示がある製品が多い | 常温で保管でき、開封後も比較的日持ちしやすい | 1食あたりの単価を抑えやすい |
| ウェット(缶詰・パウチ) | 70〜80%程度とされる | そのまま、またはドライに混ぜて。総合栄養食と一般食の両方がある | 未開封は長期保存できるが、開封後は冷蔵でその日のうちに使い切る | 同じ重量あたりでは高め |
| エアドライ | ドライよりやや多め(製品差が大きい) | そのまま、またはふやかして。トッピングにも使われる | 常温で保管できるが、開封後は密閉して早めに使い切る | ドライより高め |
| フリーズドライ | 凍結乾燥で水分をほぼ抜いている | 水やぬるま湯で戻して与えるタイプが多い。おやつやトッピング用途も | 軽くて常温で長く置きやすい | 4つの中では高い部類 |
この表で見比べたいのは、水分をどこから摂るかという点です。猫はもともと乾燥した地域で暮らしていた動物の系統とされ、犬に比べて自分から水を飲む量が少なくなりやすいと説明されることがあります。ドライフード中心の食事では、そのぶん飲み水から水分を摂る比重が大きくなるという整理になります。
これは「ドライが良くない」という話ではなく、タイプごとに気をつける場所が違うということです。GRANDSのようなドライを主食にするなら、水飲み場を複数置く、器の素材や置き場所を変えてみる、季節によってウェットを組み合わせるといった工夫が紹介されています。反対にウェット中心なら、開封後の管理と1食あたりのコストが現実的な検討材料になります。飲水量や尿の量に気になる変化があるときは、フードのタイプを自己判断で変える前に動物病院で相談するのが確実です。
こんな猫・飼い主に向いていそうか
- 市販フードの原材料表示や添加物の有無が気になる人
- 猫を家族・パートナーとして考えている飼い主
- 他のグレインフリーフードを食べなくなってしまった猫のローテーション用フードを探している人
- 少食の猫やまとめ買いをしたい家庭など、500g単位で量を調整したい人
反対に、すでに療法食など獣医師の指導のもとで特定のフードを与えている猫の場合は、切り替え前に必ずかかりつけの獣医師に相談することが前提になります。
キャットフードの基礎知識
グレインフリーとは
グレインフリーとは、小麦・とうもろこし・米などの穀物を使わずに作られたフードを指します。穀物由来の炭水化物の代わりに、いも類や豆類などでエネルギー源を補うタイプが多いとされています。穀物にアレルギー反応を示す猫に配慮した設計として紹介されることが多い一方、グレインフリーであること自体が全ての猫にとって必須というわけではなく、あくまで選択肢の一つとして考えられています。
総合栄養食と保証分析値
キャットフードには「総合栄養食」「間食」「その他の目的食」といった目的別の分類があり、パッケージには粗タンパク質などの保証分析値も表示されています。GRANDSはFEDIAF・AAFCOの基準をクリアした総合栄養食として紹介されており、主食としての利用を想定した商品といえそうです。目的表示の意味や保証分析値の具体的な読み方はドッグフード・キャットフードのラベルの読み方で整理しているので、他社製品と見比べるときはあわせて確認してみてください。
猫のアレルギーとフード選びの関係
猫の食物アレルギーは、特定のタンパク源や穀物に反応して起こるとされています。原因として挙げられることが多いのは牛肉・魚・乳製品・穀物などで、皮膚のかゆみや消化器症状として現れる場合があるとされています。GRANDSはチキンとサーモンを主原料にグレインフリーで設計されているため、穀物アレルギーが気になる猫には選択肢になりやすい一方、チキンやサーモンそのものにアレルギーがある猫には向かない可能性があります。疑いがある場合は、自己判断で切り替える前に動物病院でアレルギー検査や除去食試験について相談するのが確実です。
定期コースを検討するときの視点
公式サイトでは定期コースでの申し込みが案内の中心になっていて、初回は送料無料の割引価格で試せる形が用意されているとされています。定期コースは毎回の注文の手間が省ける一方、お届けサイクルや次回発送日、休止・解約の手続き方法があらかじめ決まっていることが一般的です。愛猫が気に入るかどうか分からない段階で大量に申し込むのではなく、初回に届く量と、2回目以降の価格や周期がどう変わるのかを公式サイトの最新の表示で確認してから申し込むと、想定外の負担を避けやすくなります。
フードの切り替え方と保存
フードを急に全量入れ替えると、お腹を壊してしまう猫もいるとされています。一般的には1週間から10日程度かけて、新しいフードの割合を少しずつ増やしていく方法が紹介されています。切り替えの途中で下痢や食欲不振が見られた場合は、ペースを緩めるか獣医師に相談することが推奨されています。GRANDSは500g単位の小分けサイズなので、いきなり大袋を買うより少量から試して様子を見やすい形といえそうです。
また、保存料が入っていない、または少ないフードは、酸化や湿気の影響を受けやすいとされています。開封後は袋の口をしっかり密閉し、直射日光や高温多湿を避けた場所で保管するのが基本です。においや色に変化を感じた場合は、無理に使い切ろうとせず新しいものに切り替えることが推奨されています。
与える量の目安と体型チェック
パッケージに書かれた給与量は、平均的な活動量を想定した数値とされています。室内飼いの猫や避妊・去勢手術をした猫はエネルギー消費が少なくなる傾向があるといわれるため、目安どおりに与えて体重が増えすぎる場合は少しずつ調整していきます。上から見て腰にくびれがあるか、触って肋骨がうっすら分かる程度かといった体型チェックを定期的に行い、迷う場合は動物病院で適正体重を相談するのも一つの方法です。
購入前に確認しておきたいこと
- 愛猫の年齢・体重・持病の有無に合ったフードかどうか
- 初めて与える味は少量から試し、便や食欲の変化を観察すること
- 定期コースの場合は、休止・解約の条件や次回お届け日を事前に確認しておくこと
- アレルギー体質の猫の場合は、原材料表示を必ず確認すること
特に定期コースは継続する前提の仕組みになっていることが多いため、価格だけでなく、休止・解約の手続き方法もあわせて公式サイトで確認しておくと安心です。
よくある質問
Q. 仔猫や高齢猫にも与えられますか。
公式情報では、全年齢の猫に与えられるフードとして紹介されています。ただし仔猫や持病のある高齢猫の場合は、事前にかかりつけの獣医師に相談してから切り替えるのがより安心です。
Q. 味の選び方はどうすればいいですか。
チキン&サーモン・チキン・サーモンの3種類を組み合わせて注文できるとされているので、愛猫の好みが分からない場合はいくつかの味を少量ずつ試し、食いつきの良かったものを継続する方法が考えられます。
Q. ウェットフードと併用してもいいですか。
ドライとウェットを使い分けている飼い主もいます。ただし両方を与える場合は合計のカロリーが増えやすいので、それぞれの給与量を差し引いて調整する必要があります。飲水量が気になるときの対応も含め、迷う場合は獣医師に相談してください。
Q. 他のフードとの併用はできますか。
急な全量切り替えを避けたい場合、既存のフードに少しずつ混ぜていく方法が一般的に紹介されています。具体的な進め方に不安がある場合は、獣医師に相談すると安心です。
Q. 多頭飼いでも申し込みやすいですか。
500g単位で味を組み合わせて合計1.5kg以上から調整できるとされているため、猫の頭数や食べる量に応じて内訳を決めやすい仕組みといえそうです。まとめて注文する際は、総量と1匹あたりの1日の給与量を先に計算しておくと見積もりやすくなります。
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キャットフードのタイプの違いや、アレルギーとフード選びの関係を、ほかのブランドとも比べたい場合は無添加ペットフードの比較ガイドを参照してください。
輸入グレインフリーの記事
グレインフリーのフードは、たんぱく源と製法が比較の軸になります。GRANDSはチキンとサーモンが主原料と紹介されているので、原材料の表示を確認しながら見ていくと整理しやすくなります。
まとめ
GRANDS(グランツ)は、人工着色料・保存料・香料を使わず、チキンとサーモンを主原料にしたグレインフリーのドライキャットフードです。500g×3袋の食べきりサイズや、3種類の味を組み合わせられる仕組みなど、無添加フードを試しやすくする工夫がされている点が特徴といえそうです。ドライを主食にするなら飲み水の用意もあわせて見直しながら、愛猫の年齢や体質、アレルギーの有無を確認して検討してみてください。
出典 ペットフード安全法(環境省・農林水産省)、商品・サービス情報は各社の公式サイト。販売業者情報はGRANDS公式サイトの特定商取引法に基づく表記による(2026年9月確認)
アイキャッチ画像は無添加ノートが作成したイメージで、実際の商品・サービスの写真ではありません。