iHerbの日本向け配送ページには「注文金額が16,000円を超える場合、配達時に、関税、その他の税、手数料などがかけられます」と書かれています。1注文の上限も16,000円です。一方で税関の制度は「課税価格の合計額が1万円以下」なら関税と消費税が免税という決まりで、iHerbで買うときはこの2つの数字の関係を知っておくと迷いません。
iHerbは無添加・オーガニックをうたう食品やサプリメント、パーソナルケア用品を海外から取り寄せられるオンラインストアです。国内の通販とは違って個人輸入の形になるため、関税や数量の目安、日本と海外での「食品」「サプリメント」の扱いの違いが関わってきます。この記事は公開情報をもとに、iHerbの仕組みと無添加・オーガニック商品を探すときのポイントを整理したものです。
iHerbとはどんなサービスか
iHerbは1996年の創業で、世界180か国以上の顧客にサービスを提供していると案内されています。サプリメント、オーガニック食品、パーソナルケア用品、ベビー用品など幅広いジャンルを扱い、オーガニックやグルテンフリーといった条件で商品を絞り込めます。日本向けの注文は、全米各地と韓国、香港、サウジアラビアにある物流センターから直接発送されると公式ページに書かれています。扱うジャンルが広いぶん、ひとつの商品を選ぶまでに比べる候補も多くなります。成分表示を自分で読み比べるのが苦にならない人ほど、この品ぞろえの広さを生かしやすいでしょう。
無添加・オーガニック商品を探すときのポイント
iHerbのサイトには「オーガニック」「グルテンフリー」「ノンGMO」といった条件でしぼり込める検索フィルターがあります。ただしフィルターの表示は出品者側の申告に基づく部分もあるため、次の点を商品ページで確かめておくと安心です。
- USDA Organic(アメリカ農務省のオーガニック認証)など、第三者機関の認証マークが商品画像に表示されているか
- 成分表示(Ingredients)欄に、避けたい添加物や香料が入っていないか原文で確認する
- レビューの中に「届いた商品のパッケージが説明と違った」という指摘がないか
配送日数と送料
iHerb公式は「ご注文の多くは2〜6日以内にお手元に届きます」と表示しています。あわせて「通常より配送に日数がかかる場合がございます」とも書かれており、時期や通関の状況で前後します。送料は6,000円以上の注文で無料と案内されていますが、公式の表示は「期間限定」のキャンペーン扱いです。金額や条件は変わることがあるので、注文前に公式サイトの表示を確かめてください。届くまでの日数に幅がある以上、手元の分を切らしてから頼むより、残りに余裕があるうちに注文するほうが落ち着いて選べます。
関税の考え方
税関の制度では、1申告ごとの課税価格の合計が1万円以下なら関税と消費税が免税になります。iHerbの日本向けページは、この判定を注文金額16,000円で案内しています。注文金額と課税価格の数字が違うのは、個人で使う輸入品の課税価格の計算方法によるものと説明されることがあります。税関は、輸入者が個人的に使用する貨物は「海外小売価格×0.6」を課税価格とすると案内しています(2026年10月5日時点、税関カスタムスアンサー1405)。この記事では、iHerbが示す16,000円を基準に整理します。
| 項目 | 公式の案内 | 出どころ |
|---|---|---|
| 関税などがかかる注文金額 | 16,000円を超える場合、配達時に関税・その他の税・手数料などがかかる | iHerb日本向け配送ページ |
| 1注文の上限 | 16,000円。重量の上限は配送会社で異なり、海外空輸と佐川は13kg、ヤマトは8kg、日本郵便は6.8kg | iHerb日本向け配送ページ |
| 紹介クレジットを使う場合 | クレジット適用前の金額が16,000円以内でないと関税がかかる | iHerb日本向け配送ページ |
| 免税の制度 | 1申告の課税価格の合計が1万円以下なら関税・消費税が免税 | 税関 カスタムスアンサー1006 |
為替が動くと、16,000円に近い注文は通関時に免税額を超えてしまうことがあるとiHerbは案内しています。上限ぎりぎりではなく少し余裕を持たせると安心です。また、革製のカバンや手袋、編物製の衣類などは1万円以下でも免税の対象外で、食品の一部の分類も対象外として法令に挙げられています。送料無料の案内が続いている間は、注文額を6,000円以上で16,000円を少し下回る範囲に収めると、送料無料と免税の両方を満たしやすくなります。
個人輸入としての数量の目安

厚生労働省は医薬品等の個人輸入について、一定の範囲内であれば特例的に「税関限りの確認」で通関できると案内しています。その範囲を示した数量の目安は、医薬品・医薬部外品・化粧品・医療機器についての表です。食品として売られるサプリメントの上限として書かれたものではない点に注意してください。
| 品目(厚生労働省の表) | 数量の目安 |
|---|---|
| 毒薬・劇薬・処方箋薬 | 用法用量からみて1か月分以内 |
| 上記以外の医薬品・医薬部外品 | 用法用量からみて2か月分以内(例 1回2錠を1日3回なら、30日×2か月で360錠まで) |
| 外用剤・化粧品 | 標準サイズで1品目24個以内 |
厚生労働省は「外国では食品(サプリメントを含む。)として販売されている製品であっても、医薬品成分が含まれていたり」する場合があるとしています。医薬品成分を含むものや医薬品のような効能をうたうものは医薬品として扱われ、その場合は上の2か月分などが目安になります。通常の食品としてのサプリメントの数量については、この表では決まらないため、検疫所などの公式案内で確認してください。どの品目でも、他人に売ったり譲ったりすることは認められておらず、iHerbも輸入品はすべて個人用に限るとしています。
サプリメントは日本では「食品」という前提
アメリカではサプリメントは連邦法(DSHEA)のもとで独自の位置づけを持つ商品カテゴリーですが、日本では医薬品成分を含まないサプリメントは食品として扱われます。そのため、iHerbの商品ページに「◯◯に効く」「△△を治す」といった表現があっても、日本国内でその内容をそのまま紹介したり、効能を保証する形で人にすすめたりすることは薬機法上できません。食品としての栄養補助という前提で利用し、体質や持病がある場合は自己判断で組み合わせず、医師や薬剤師に相談してください。効能の文言は日本では紹介できない内容を含むことがあるため、商品選びの軸は成分表示と認証マークに置くほうが迷いにくいと考えます。そうすれば、国内の食品を選ぶときと同じ目線で比べられます。
よくある失敗・注意点
- セール中にまとめ買いして16,000円を超え、受け取り時に関税などの請求があった
- 紹介クレジットで支払額を下げたつもりが、適用前の金額が16,000円を超えていた
- 成分表示を確認せず注文し、届いてから避けたい添加物や香料が入っていたことに気づいた
- 医薬品成分を含むサプリメントを、医薬品の目安(2か月分)を超える量で注文してしまった
- 荷物を引き取らずにいたら、日本到着日の30日後に処分された
税関で通関できずに没収・拒否された商品は、iHerbの保証の対象外です。数量や成分に不安がある商品は、注文前に確認しておくと損を避けられます。
申し込み方法
公式サイトで商品を検索し、成分表示や認証マークを確認したうえでカートに入れる、という流れです。注文時の登録手順や支払い方法は公式サイトの案内で確かめてください。iHerb公式サイトを見る
※本項には広告リンクを含みます
よくある質問
Q. iHerbは日本語に対応していますか
日本向けのサイト(jp.iherb.com)がありますが、個々の商品説明や成分表示は英語のものも多くあります。アレルギーが心配な場合は、成分名を一つずつ確認することをおすすめします。
Q. 関税は必ずかかりますか
必ずかかるわけではありません。iHerbの日本向けページでは、注文金額が16,000円を超える場合に配達時に関税などがかかると案内されています。為替の変動で、16,000円に近い注文が免税額を超えることもあります。
Q. サプリメントはどれくらいまで買えますか
厚生労働省の「2か月分以内」は医薬品・医薬部外品の目安です。サプリメントでも医薬品成分を含むものや効能をうたうものは医薬品扱いになり、この目安があてはまります。食品として扱われる通常のサプリメントの数量は、検疫所などの公式案内で確認してください。
Q. 紹介クレジットを使えば16,000円を超えても大丈夫ですか
iHerbの案内では、紹介クレジットが適用される前の注文金額が16,000円以内でないと関税がかかります。クレジット適用後の金額では判断しないでください。
Q. 荷物を受け取れなかったらどうなりますか
引き取りのない荷物は、日本到着日の30日後に処分されるとiHerbは案内しています。不在が続くときは早めに再配達の手配をしてください。
Q. 「オーガニック」と書かれていれば無添加と考えてよいですか
オーガニックは栽培・生産方法に関する認証であり、無添加であることを直接保証するものではありません。成分表示を見て、避けたい添加物が入っていないか個別に確認する必要があります。
Q. 届くまでどれくらいかかりますか
iHerb公式は、注文の多くが2〜6日以内に届くと表示しています。通常より日数がかかる場合もあるため、急ぎで必要なものの購入には向いていません。
海外通販での買い物の流れ(送料、関税、数量制限)に対して、国内の食材宅配との違いを確かめたい場合は無添加の食卓宅配の比較ガイドをご覧ください。「オーガニック」と「無添加」の違いは「オーガニック」と「無添加」、同じようで違う話で詳しく扱っています。
まとめ
iHerbは無添加・オーガニックをうたう商品を幅広く取り寄せられる一方、個人輸入という仕組み上、国内の通販とは違う前提があります。関税は注文金額16,000円が公式の目安です。厚生労働省の数量の目安は医薬品・化粧品などの表で、医薬品成分を含むサプリメントにはあてはまります。「オーガニック=無添加ではない」という前提で成分表示を自分の目で確かめ、送料や配送条件は注文前に公式サイトの最新表示を確認してください。
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出典
- 税関|カスタムスアンサー1006 課税価格の合計額が1万円以下の物品の免税適用について|https://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/imtsukan/1006_jr.htm(確認日2026-10-04)
- 厚生労働省|医薬品等の個人輸入に関するQ&A|https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/faq.html(確認日2026-10-04)
- 厚生労働省|医薬品等の個人輸入について|https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kojinyunyu/topics/tp010401-1.html(確認日2026-10-04)
- e-Gov法令検索|関税定率法施行令|https://laws.e-gov.go.jp/api/1/lawdata/329CO0000000155(確認日2026-10-04)
- iHerb|日本の配送情報|https://jp.iherb.com/shipping(確認日2026-10-04)
- iHerb|会社概要|https://jp.iherb.com/info/shipping(確認日2026-10-04)
- 税関|カスタムスアンサー1405 課税価格の決定の特例|https://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/imtsukan/1405_jr.htm(確認日2026-10-05)
アイキャッチ画像は無添加ノートが作成したイメージで、実際の商品・サービスの写真ではありません。