MIMC(エムアイエムシー)の公式FAQには「MiMCのメイクアイテムはすべて石けんなどの軽い洗顔料で落とすことができます」「クレンジング剤は必要ありません」と書かれています。例外として挙がっているのはマスカラとリキッドアイライナーで、こちらはぬるま湯で落とす案内です。ブランドのスタートは2007年、日本法人の株式会社MIMCは2009年6月の設立です。
この記事では、MIMCの公式サイトで確認できる情報をもとに、ブランドの基本情報、配合しない成分の範囲、ミネラルファンデーションのタイプの違い、紫外線をカットする成分の仕組みを整理します。実際に使った感想ではなく、公開情報にもとづく整理です。
この記事はミネラルコスメの成分と紫外線防止成分についての解説であり、製品の効能効果を保証するものではありません。肌に合う・合わないには個人差があります。使用中に赤み・かゆみなどの異常を感じた場合は直ちに使用を中止し、皮膚科医に相談してください。
MIMCはどんなブランドか
公式サイトのヒストリーによると、MIMCは2007年に米国でMIMC,INCを設立したところから始まり、日本人向けにカラー開発したミネラルメイクブランドとして展開してきました。2009年に日本法人として株式会社MIMCが設立されています。会社概要では、所在地は東京都港区北青山、事業内容は化粧品製造・販売です。
公式サイトのトップには「すべてのものにはオンリーワンの美しさがある。」という言葉が掲げられています。ヒストリーには、2017年に初のリキッドタイプのファンデーション「ミネラルリキッドリーファンデーション」を発売したこと、2021年に初のフラッグシップショップ「MiMC Omotesando」を開いたことも記載されています。
MIMCの特徴
配合しない成分を公式FAQで明示
公式FAQでは、合成着色料、合成香料、合成防腐剤、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、タール系色素、タルクを使用していないと説明されています。さらに商品ごとのフリー処方も別に示されていて、たとえばミネラルリキッドリーファンデーションの商品ページでは、石油系界面活性剤、鉱物油、合成香料、合成着色剤、合成防腐剤、紫外線吸収剤、シリコーン、タルク、パラベン、アルコールが挙がっています。ブランド共通の不使用成分と商品別の不使用成分は範囲が違うため、気になる成分がある場合は商品ページで確かめるのが確実です。
「無添加」が指す成分の範囲はブランドごとに異なります。化粧品の無添加に法律上の統一された定義がない背景はWELEDAの記事で整理しているので、あわせて確認すると表示の読み方が分かりやすくなります。配合しない成分が多いことと、誰の肌にも合うことは別の話です。
石けんで落とせる設計のベースメイク
冒頭のとおり、公式FAQはメイクアイテムをすべて石けんなどの軽い洗顔料で落とせるとしています。ファンデーションの説明ページでも、パウダー、プレスト、クリーミーのどのタイプもシリコーンや合成ポリマーを使わず石けんで落とせると説明されています。リキッドの商品ページにも「石けんでオフすることが可能」との記載があります。クレンジングの工程を省けることが、このブランドを選ぶ理由の一つになっています。マスカラとリキッドアイライナーだけはぬるま湯で落とす案内なので、アイメイクを使う日は落とし方を分けてください。
ミネラルファンデーションの原料と選び方の考え方
公式の説明ページでは、マイカ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄の4つのミネラルがミネラルファンデーションの主な原料だとしています。同じページには、ミネラルファンデーションには認証機関があるわけではないため、肌のことを考えて選ぶときは全成分を確認するのがおすすめだという趣旨の記載もあります。ブランド自身が「ミネラル」という言葉だけで選ばないよう促している点は押さえておきたいところです。
ミネラルファンデーションはタイプで選び方が変わる
公式の説明ページは、ミネラルファンデーションをパウダー、プレスト、クリーム、リキッドの4種類に分けています。MIMCのベースメイクにもパウダー、リキッド、クリーム、バームがあり、どれを選ぶかで日々の使い勝手が変わります。
| タイプ | カバー力の傾向 | 落とし方(MIMC公式の記載) | 向いている場面 |
|---|---|---|---|
| ルースパウダー | 軽め。素肌感が残る | 石けんで落とせる | ナチュラルに仕上げたい日、皮脂が気になる日 |
| プレストパウダー | 軽めから中程度 | 石けんで落とせる | 持ち歩いて日中に重ねたいとき |
| リキッド | 中程度。ツヤが出やすい | 石けんでオフ可能と商品ページに記載 | 乾燥が気になるとき、均一に整えたいとき |
| クリーム・バーム(BBを含む) | 中〜高め。密着しやすい | クリーミータイプは石けんで落とせる。バームはFAQの「メイクアイテムはすべて」に含まれる | 気になる部分をカバーしたいとき |
カバー力と向いている場面は剤形ごとの一般的な傾向です。クッションタイプは、公式のベースメイク一覧(28件)にMIMCの商品としては見当たらないため表から外しました。同じグループの別ブランドから出ているクッションファンデーションとは区別してください。
紫外線散乱剤と吸収剤、石けんオフ設計の仕組み
紫外線をカットする成分には二つの系統があります。一つが紫外線散乱剤で、酸化チタンや酸化亜鉛といった粉体が代表的です。肌の上にとどまり紫外線を反射・散乱させて防ぎます。MIMCの説明ページも、酸化チタンと酸化亜鉛はUVAとUVBのどちらも遮る効果が高いミネラルだとし、「ミネラルファンデーションは多くの場合、紫外線カットにも優れています」と述べています。一般論として、粉体が多い処方では白浮きやきしみを感じる人もいます。
もう一つが紫外線吸収剤で、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルなどが知られています。紫外線を吸収して熱などに変えて放出する仕組みで、伸びがよく高いSPF値を出しやすい特徴があります。MIMCは公式FAQで紫外線吸収剤を使用していないとしています。「ノンケミカル」はこの吸収剤を使っていないという意味の慣用表現で、法律上の定義があるわけではありません。
石けんで落とせる設計も成分から見ると理解しやすくなります。落ちにくいメイクは、シリコーンや油性ポリマーの被膜で肌に密着させて持ちをよくしています。MIMCのファンデーションはシリコーンや合成ポリマーを使わないと公式が説明しており、石けんの洗浄力で落ちる範囲に処方をとどめる考え方です。そのぶん汗や皮脂でヨレやすく感じる場面もあり、落としやすさと持ちのよさは両立しにくい関係にあります。
SPFは主にUVB、PAは主にUVAを防ぐ目安の数値です。数値が高いほど日常使いに適しているとは限らず、塗る量が少なければ表示どおりの値は出ません。使うシーンに合わせて選ぶのが現実的です。
代表的な商品と価格
ベースメイクはMIMCを代表するカテゴリーです。公式のベースメイク一覧に載っている主な商品を、税込価格でまとめました。
| 商品名 | タイプ・区分 | 税込価格 |
|---|---|---|
| ミネラルリキッドリーファンデーション SPF22 PA++ | リキッド(11g、使用目安2〜3か月) | リフィル&ケース 7,150円 リフィル/スポンジ付 6,050円 ケースのみ 1,100円 |
| ミネラルモイストパウダーファンデーション SPF19 PA++ | パウダー(ミネラル100%と公式表記) | 6,050円 ミニジャー 3,960円 |
| ミネラルエッセンスモイスト SPF40 PA+++ | BBタイプ | 6,380円 |
| 美白ルースパウダー SPF50+PA++++ | 医薬部外品 | 10,175円 |
| ナチュラルホワイトニングコンシーラー SPF32 PA++ | 医薬部外品 | 6,050円 |
リキッドは白樺水(シラカンバ樹液)ベースで8種の植物由来保湿成分を配合し、エアレスコンパクトを採用して2022年5月にリニューアルされたと商品ページにあります。価格や取り扱いは変わるため、購入前に公式サイトで最新の表示を確認してください。
公式オンラインショップの送料と返品条件
送料は全国一律550円(税込)で、5,000円(税込)以上の購入で無料です。返品は到着後7日以内かつ未開封の場合に限られ、返品の送料と振込手数料は購入者の負担です(詳しくはFAQ参照)。開封後に肌に合わなかったという理由では返品できないため、色や質感は店頭やミニサイズで確かめてから選ぶほうが安全です。
向いている人・向いていない人
ミネラルコスメを試したいがどのブランドから始めればよいか分からない人、配合しない成分が公式に明示されている商品を選びたい人、石けんオフでクレンジングの工程を減らしたい人、店頭やオンラインでカウンセリングを受けながら選びたい人に合いやすいブランドです。
一方で、高いカバー力や長時間くずれない仕上がりを最優先する人には物足りなく感じられる場合があります。ファンデーションは6,000円前後からと安くはないため、ミニジャーやタッチアップで試してから判断すると失敗しにくくなります。
購入前に確認しておきたいこと
- 自分の肌に合うカラーやテクスチャーかどうか。可能ならタッチアップやミニサイズで試したい
- SPF・PAなど紫外線カット機能の有無と数値
- リキッドはリフィル/スポンジ付とリフィル&ケースのどちらを買うか
- 配合されない成分の範囲が、自分の求める基準と合っているか。ブランド共通の不使用成分と商品別のフリー処方は範囲が違います
- 返品は到着後7日以内・未開封に限られる点
成分表示から判断したい場合は化粧品の全成分表示の読み方もあわせてどうぞ。天然由来の原料でも、すべての人の肌に合うとは限りません。使用前にパッチテストを行い、赤みやかゆみなどの異常があらわれた場合は使用を中止して皮膚科など専門の医療機関に相談してください。効果の感じ方には個人差があります。
よくある質問
Q. MIMCのメイクは本当に石けんだけで落ちますか。
公式FAQは、メイクアイテムはすべて石けんなどの軽い洗顔料で落とせ、クレンジング剤は必要ないとしています。マスカラとリキッドアイライナーはぬるま湯で落とすよう案内されています。
Q. ミネラルファンデーションは肌に負担がかからないのですか。
配合しない成分を明示した処方ですが、負担がゼロという意味ではありません。MIMCの説明ページも、ミネラルファンデーションには認証機関がないため全成分を確認して選ぶよう勧めています。肌に合うかどうかには個人差があります。
Q. 日焼け止めを別に塗る必要はありますか。
ファンデーションにSPFやPAの表示があっても、表示どおりの効果を得るには十分な量を塗る必要があります。屋外で長時間過ごす日は、日焼け止めを併用するほうが確実です。
Q. どこで買えますか。
公式オンラインショップと、表参道のフラッグシップショップ「MiMC Omotesando」で購入できます。ヒストリーにはセレクトショップでの取り扱いが150店舗を超えたことや、オンラインカウンセリングの開始も記載されています。取扱店は変わるため公式サイトで確認してください。
Q. 敏感肌でも使えますか。
天然由来の原料でも、まれに肌に合わないことがあります。全成分表示を確認したうえでパッチテストを行い、不安がある場合は皮膚科で相談してから使い始めると安心です。
Q. リキッドファンデーションの6,050円と7,150円は何が違いますか。
公式一覧では、6,050円(税込)がリフィル/スポンジ付、7,150円(税込)がリフィル&ケースです。ケースは単品で1,100円(税込)でも販売されています。内容量は11gで、使用の目安は2〜3か月とされています。
Q. 公式オンラインショップで買った商品は返品できますか。
到着後7日以内で未開封の場合に限り受け付けています。返品の送料と返金の振込手数料は購入者の負担です。不備や破損は到着から10日以内に連絡すれば会社側の負担で対応すると記載されています。
ミネラルコスメ・ベースメイクの記事
MIMCのようなミネラルコスメは、ファンデーションのタイプと紫外線をカットする成分、石けんで落とせる設計かどうかが比べどころになります。
ほかのブランドとあわせて全成分表示・価格帯などを比べたい場合は無添加コスメ16ブランドの情報公開度スコアをご覧ください。
まとめ
MIMCは2007年に始まったミネラルメイクのブランドで、合成着色料や紫外線吸収剤、タルクなど配合しない成分を公式FAQで明示しています。メイクアイテムはすべて石けんなどの軽い洗顔料で落とせるとされ、例外はマスカラとリキッドアイライナーだけです。ファンデーションは6,050円(税込)前後からで、リキッドはリフィル/スポンジ付かケース付きかで価格が変わります。公式オンラインショップの返品は未開封に限られるため、色や質感は店頭やミニサイズで確かめ、全成分表示もあわせて見て選んでください。
ミネラルコスメは紫外線散乱剤の種類やオフの方法がブランドごとに異なります。ほかのブランドの成分設計との違いは無添加コスメの比較ガイドを参照してください。
出典(いずれも2026年10月4日確認)
- 株式会社MIMC「ベースメイク商品一覧」https://www.mimc.co.jp/shop/c/c20/
- 株式会社MIMC「MiMCのミネラルファンデーションとは」https://www.mimc.co.jp/shop/pages/mineral.aspx
- 株式会社MIMC「ミネラルリキッドリーファンデーション SPF22 PA++ 商品ページ」https://www.mimc.co.jp/shop/g/gM1WW-05374/
- 株式会社MIMC「公式サイトトップ」https://www.mimc.co.jp/shop/default.aspx
- 株式会社MIMC「会社概要」https://www.mimc.co.jp/shop/pages/company.aspx
- 株式会社MIMC「ヒストリー」https://www.mimc.co.jp/shop/pages/history.aspx
- 株式会社MIMC「よくあるご質問」https://www.mimc.co.jp/shop/pages/faq.aspx
- 株式会社MIMC「特定商取引法に基づく表記」https://www.mimc.co.jp/shop/pages/order.aspx
アイキャッチ画像は無添加ノートが作成したイメージで、実際の商品・サービスの写真ではありません。