椿油100%のロングセラーオイル大島椿のイメージ

無添加ヘアケア

椿油100%のロングセラーオイル「大島椿」、試す前に知っておきたいこと

大島椿の公式サイトによると、60mLの椿油を得るには180粒もの椿の種子が必要で、椿の木が実をつけ種子を採れるようになるまでには20〜30年かかります。その椿油だけを詰めたのが、1927年に伊豆大島で創業した会社の看板商品「大島椿」です。この記事では製品の基本情報に加えて、ヘアオイルを原料から比べる視点と、椿油そのものの性質や保管の考え方まで整理します。

内容は公式サイトの公開情報にもとづく整理で、実際に使用した感想は含みません。

大島椿はどんなブランドか

大島椿は、1927年(昭和2年)に伊豆大島で創業した大島椿製油所をルーツに持つ椿油専門ブランドです。公式の歴史ページでは、創業者が椿油を使う女性の髪の美しさに感動したことが紹介されています。当初は訪問販売による量り売りも行っていました。戦後の混乱期に伊豆大島の椿油と称した粗悪品が出回った際には、大型バスを改造して全国を回る活動を1950年(昭和25年)頃から約5年にわたって行ったと記されています。

現在の運営は大島椿株式会社(1977年設立、東京都港区芝大門)で、椿油を使ったヘアケア・スキンケア商品のほか、スキンケアブランド「アトピコ」も手がけています。

大島椿(椿油100%)の特徴

全成分はカメリア種子油のみ

看板商品の「大島椿」は、公式サイトの表示によると全成分がカメリア種子油、つまり椿の種子から搾った油だけという構成です。表示は無香料・無着色です。原料の種子は大さじ1杯分の椿油に45粒が必要とされ、限られた量しか採れません。原料には伊豆大島産、長崎県五島産、中国産の椿油を使っており、昔ながらの圧搾法で搾油し、溶媒抽出はしないと公式は説明しています。原料の選定から搾油、精製まで自社基準を設けて品質を管理しているとのことです。

髪・頭皮・肌に使える汎用性

公式サイトでは、髪には洗い流さないトリートメント、スタイリング、オイルパックとして、頭皮には頭皮ケアとして、肌には全身の保湿ケアやメイク落とし、ハンド・ネイルケアとして使う方法が案内されています。髪について公式が挙げているのは「ツヤ、うるおい、まとまり、ダメージケア、強度UP、熱から守る、静電気防止」で、公式FAQはヘアアイロンの前に使うことをすすめています。使う量は少なめから始めるのが基本で、公式サイトも「初めての方は、1滴から」と案内しています。

容量ラインナップ

容量 価格(税込) 主な購入先
40mL 1,430円 ドラッグストア、スーパー、ホームセンター、バラエティショップなど
60mL 1,980円 同上
120mL 3,080円 公式通信販売限定

まず試すなら小さい容量から始め、使う量がつかめてから大きい容量に移ると無駄になりにくくなります。公式FAQは他の容器への詰め替えをすすめていないので、大容量を小分けにする使い方は避けたほうが無難です。価格や取り扱い容量は購入先で変わることがあります。

ヘアオイルは原料で性格が変わる

ヘアオイルは商品名や香りで選ばれがちですが、ベースの原料が違えば重さも酸化のしやすさも変わります。代表的な原料を並べると次のようになります。

原料 由来 重さ・テクスチャー 酸化のしやすさ 使いやすい場面
椿油(カメリア種子油) ツバキの種子 中程度、なじみやすい オレイン酸が主体で比較的安定 毛先の乾燥ケア、頭皮ケア、肌の保湿
アルガンオイル アルガンツリーの種子 軽めからやや中間 リノール酸を含む分、椿油より変質しやすいとされる 軽い仕上がりが好みの毛先ケア
ホホバオイル ホホバの種子(構造は液状ワックス) 軽くさらりとしている 酸化しにくい部類 べたつきを避けたい人、頭皮のマッサージ
シリコン系(ジメチコンなど) 合成 設計次第で軽くも重くもなる 酸化しない ドライヤーやアイロン前の指通り対策
ミネラルオイル(鉱物油) 石油由来を精製 やや重め 非常に安定 表面を覆って乾燥を防ぎたいとき

植物由来だから優しく、合成だから避けるべきという単純な話ではありません。植物油はなじみやすい一方で時間とともに変質しますし、シリコンやミネラルオイルは変質しにくく指通りを整えるのが得意です。求める仕上がりと使う場面で選び分けてください。

なお「無添加」という言葉にも、化粧品では法律上の統一した定義がありません。何を入れていないかは各社の自主的な線引きに委ねられているため、表示だけで中身は判断できません。大島椿の場合、今回確認した公式ページでは「無添加」という語ではなく「無香料・無着色」と全成分の表示で説明されています。その経緯は100%天然由来のノンシリコン「haru kurokamiスカルプ」、試す前に知っておきたいことでまとめています。

椿油の性質と使い方の目安

公式サイトによると、椿油の主成分は「オレイン酸トリグリセリド」で、人の皮脂にも含まれている成分です。酸化しにくいこともこの主成分の特長とされ、長く使われてきた理由のひとつになっています。ただし酸化しないわけではなく、後述のとおり開封後は半年程度で使い切るよう案内されています。

使う量は1滴から始め、足りなければ少しずつ足すとべたつきにくくなります。毛先に使うタイミングや頭皮へのなじませ方、髪の長さごとの量といった細かい手順は、今回確認した公式ページには載っていなかったため、公式の使い方ページで確認してください。

保管については公式サイトに具体的な案内があります。品質を保つため箱に入れ、直射日光の当たる場所や高温多湿、温度変化の激しい場所を避けて常温で置くこと。容器の口元をティッシュなどで拭き、キャップをしっかり締めること。開封後は半年くらいで使い切るのが目安で、未開封の場合は製造後3年とされています。寒いときに白く濁ることがありますが、40度以下の湯せんで温めるよう案内されています。大容量を買って何年もかけて使うより、使い切れる容量を選ぶほうが結果的に無駄がありません。

向いている人・向いていない人

向いていそうな人

・髪、頭皮、肌にまとめて使えるシンプルなオイルを探している人
・成分表示をできるだけ短くしたい人
・洗い流さないトリートメントやオイルパックを取り入れたい人
・ヘアアイロン前に使うオイルを探している人
・容量違いで気軽に試せるヘアオイルを探している人

向いていないかもしれない人

・香りのついたヘアオイルを楽しみたい人
・スタイリング剤としてセット力を求める人
・オイル特有の重さが苦手で、ミストやミルクのほうが合う人

購入・使用前に確認しておきたいこと

・つけすぎるとべたつきやすく、適量は髪の長さと毛量で変わる
・開封後の使用期限と保管場所を確認し、使い切れる容量を選ぶ
・他の容器への詰め替えは公式がすすめていない
・120mLは公式通信販売限定で、購入先によって価格や容量、セット内容が異なる
・植物油のため、まれに体質に合わないことがある。初めて使うときは目立たない部分で試す

髪や肌への感じ方には個人差があります。使用中や使用後に赤み、かゆみ、刺激などの異常が出た場合はただちに使用を中止し、皮膚科など専門の医療機関に相談してください。

よくある質問

Q. 髪のどこに、いつつけるのがいいですか。

公式サイトでは、洗い流さないトリートメントやスタイリング、オイルパック、頭皮ケアといった使い方が案内され、ヘアアイロンの前に使うこともすすめられています。根元や地肌に多くつけるとべたつきやすいため、髪には毛先を中心に少量から試してください。細かい手順は公式の使い方ページで確認できます。

Q. どのくらいの量を使えばいいですか。

公式サイトは「初めての方は、1滴から」と案内しています。髪の長さや毛量で適量は変わるので、足りないと感じたら少しずつ足してください。

Q. 開封したあとはどのくらいで使い切るべきですか。

公式サイトでは開封後半年くらいでの使い切りが目安とされています。未開封であれば製造後3年です。箱に入れ、直射日光や高温多湿を避けて常温で保管してください。

Q. 寒い時期に白く濁りました。使えますか。

公式サイトでは、寒冷時に白濁した場合は40度以下の湯せんで温めるよう案内されています。加熱しすぎないよう注意してください。

Q. 顔やからだにも使えますか。

公式サイトでは、全身の保湿ケアやメイク落とし、ハンド・ネイルケアといった使い方も案内されています。合うかどうかは体質によるため、初めては少量から試してください。

Q. 塗ったあと日焼けしやすくなりませんか。

公式サイトは、何も塗っていないときと比べて余計に日焼けしてしまうことはないと回答しています。紫外線対策が必要な場面では、日焼け止めなどを別に使ってください。

Q. 小さい容器に詰め替えて持ち歩いてもいいですか。

公式FAQは他の容器への詰め替えをすすめていません。持ち歩くなら40mLの容量を選ぶ方法があります。

Q. 他のヘアオイルと何が違いますか。

最も分かりやすい違いは、全成分がカメリア種子油だけという点です。多くのヘアオイルはシリコンや香料、複数の油を組み合わせて仕上がりを設計しますが、大島椿は原料そのものの性質がそのまま使い心地になります。

ヘアオイルは原料で性格が変わります。椿油以外のオイルとの違いは無添加ヘアケアの比較ガイドで比べられます。

ヘアオイル・アウトバスの記事
洗い流さないケアは、オイル・ミルク・ミストでベースと仕上がりの方向が変わります。椿油100%のオイルは、この中ではオイルタイプに入ります。

13ブランドを横断して比較したい場合は無添加ヘアケア13ブランドの情報公開度スコアで、不使用根拠・全成分表示・価格帯などを一覧で確認できます。

まとめ

大島椿は、全成分がカメリア種子油だけというシンプルな構成と、1927年の創業から続く歴史が特徴のヘアオイルです。植物油であるぶん開封後の使用期限や保管に気を配る必要はありますが、髪から頭皮、肌まで一本で使える点は他のヘアオイルにない強みです。使い心地の感じ方には個人差があるため、まずは40mLや60mLの容量から試すと無駄が出にくくなります。

出典(確認日 2026年10月4日)

  • 大島椿株式会社「商品ページ 大島椿」 https://www.oshimatsubaki.co.jp/product/10976/
  • 大島椿株式会社「よくあるご質問」 https://www.oshimatsubaki.co.jp/faq/
  • 大島椿株式会社「歴史」 https://www.oshimatsubaki.co.jp/company/history/
  • 大島椿株式会社「会社概要」 https://www.oshimatsubaki.co.jp/company/about/
  • 大島椿株式会社「品質への取り組み」 https://www.oshimatsubaki.co.jp/company/quality/
  • 大島椿株式会社「椿油の特長と成分」 https://www.oshimatsubaki.co.jp/feature/kiso-01/
  • 大島椿株式会社「椿油ができるまで」 https://www.oshimatsubaki.co.jp/feature/kiso-03/

アイキャッチ画像は無添加ノートが作成したイメージで、実際の商品・サービスの写真ではありません。

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